生野学園で教わったこと
女子 父 (高星会ニュースより)
 早いもので、後数ヶ月で卒業を迎えることとなりました。ほんとうに入学したのが昨日のように思えます。振り返りますと、いろいろなことがありました。子どもが正式に学園に来られたのは、入学式くらいで、後は家でのひきこもりの3年間でした。最初の頃は、家の外へ出ることも出来ませんでしたが、○○さん(スタッフ)には、わざわざ、家にまで来て頂いて、いっしょに料理を作って頂いたり、買い物に連れて行って頂いたり、又、担任さんには、何回も来て頂いて、市内のあちこちに連れて行って頂き、いろいろと、子どもの話を聞いて頂いたりして、本当に人に対する凍りついた心が、穏やかな心に変わっていきました。まだ学園には、行事等のときにいっしょに行けても、同期の子どもたちといっしょに活動は出来てはいませんが、後は時間をかけて、あせらず、ゆっくりとやっていくしかないと思っています。
 「生野学園で教わったこと」は、生野学園にもしお世話になっていなかったら、今頃、世間体を気にして、不登校の子どもに登校を押し付けたり、子どもの心を傷つけることを言ったりして、より子どもの心を凍りつかせ、ほんとうに社会復帰出来なくしていたかも分かりません。特に学園で気付くかされたことは、少し大袈裟かもしれませんが、「人生とは何か」、「生きるとはどういうことか」ということだと思います。世間体より、如何に「子どもの心」を大切に考えてやるかだと思います。子どもが生まれた時のことを思うと、どんなにうれしかったことか、この全宇宙の中で、人が生きていること自体が貴重なことであり、大切にしなければならないと思います。これからの未来を託する子どもたちには、現在既成概念を押し付けるのではなく、自由な発想が出来る心を育てることではないでしようか。 
 私の子どもも少しずつですが、前向きに育っています。ほんとうに、親子共々ここまで支えていただきましたスタッフ、又、同期、先輩、後輩の方々に心からお礼を申し上げます。
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