進路

不登校を経験した子どもたちと保護者の皆さんにとって「卒業後の進路がどうなっているのか」はとても気になるところではないでしょうか?
具体的な進路についてはこちらの
 「卒業生の声」
をご覧になるのが一番かと思いますので、このページでは私たちの進路についての考え方をご説明させていただきます。

私たち生野学園のスタッフが子どもたちの進路を考える上で大切にしていることは 「卒業後5年、10年のスパンで考えた時に本当の意味で社会の中でたくましく生きていくための力を身につけて送り出すこと」です。
学力、知識、資格はもちろん大切ですが、「社会の中で人とかかわりながら自分自身の人生を生きていく力」がなければそれを生かすことも出来ません。
「たくましく生きる力」こそがすべての土台となるのです。
生野学園が「全寮制」としているのは実際に人とかかわる生活の中でしかこうした力は身に付かないと考えているからです。寮生活では楽しいことだけでなく、迷うこと、苦しいことも多く経験しますが、その中でこそ自分自身と向き合い成長し「生きる力」を身につけ、次のステップに向かうことが出来るのです。
また、子どもたちの成長にはそれぞれのペースがありますから、進路を考える時にあせって形ばかり整えるのではなく、じっくり腰を据えて一人ひとりの状況に合わせ相談しながら進め、最後は自分自身で決断する事が重要です。
実際、「卒業生の声」で多くの卒業生が語っているとおり、生野学園を卒業した子どもたちは様々なかたちで自らの進む道を選んでいます。
学園生活の中で興味を持ったことを追求するために大学・専門学校に進学する子、進学を目指し浪人する子、自立を目指し就職する子、自分が本当にしたいことを見つけるためにまずじっくり考える時間をとる子、 社会で生きていくためのステップとしてまずアルバイトから始めてみる子、家業を継ぐ子、芸術活動を目指す子、子どもの頃からの夢に向けて一歩踏み出す子・・
一人ひとりの進み方、ペースは様々ですが、重要なことはしっかりと「自分自身を生きる」ことであり、それを仲間たちや大人たちが支えていくことなのです。 この基本さえきちんとしていれば、始めに述べたように多少の紆余曲折はあったにせよ5年、10年のスパンで見た時に本当の意味で力強く生きていくことが出来ると考えています。
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