2023年度の校長雑感

4月 「学校離れ」について
不登校の子どもたちが増加しています。
昨年発表された2021年度の不登校の児童生徒数は24万4940人で過去最高になりました。前年度から5万人弱の増加です。もちろんこれにはコロナの影響も大きいと思…
5月 「中動態の世界」を読んで
今、國分功一郎さんの著書「中動態の世界」を読んでいます。なかなか時間が取れず未だ読了していないので全編を通しての感想を述べることはできませんが、これまでに読んだ部分からだけでもいろいろと示唆されるこ…
6月 「主体性」について考えてみる
何度かお話させていただいたことですが、生野学園中学校の創立に際し「この学校を子どもたちの主体性が育つ場所にする」という自分なりの目標を立てました。
このとき「主体的な子どもを育てる」とか「主体性を…
7月 ホームページのリニューアルに際して
7月はじめに生野学園のホームページをリニューアルしました。とは言っても変えたのは全体のトップページと中学、高校の入り口だけなので「全面改訂」というわけではありません。でもそれだけでもだいぶ雰囲気は変…
8月 ビリヤード台のこと
生野学園には高校と中学のそれぞれにビリヤード台があります。
いずれも購入したものではなく生徒たちと作ったものです。今回はその経緯についてお話してみようと思います。
9月 全寮制の大切さ
今の時代、通信制やネットを利用した学校が増えている中、生野学園は一貫して「全寮制」の学校であり続けています。
今月はその理由についてお話してみようと思います。

「全寮制の学校」というとどんな…
10月 大阪府の高校完全無償化の問題点について
大阪府が高校の完全無償化を進めています。まず来年度の高3から段階的に適用し、3年後には全学年で授業料を完全に無償化するそうです。
未来の社会を担う子どもたちを育てるのは社会全体の役割ですので、保護…
11月 「かけ算の順序論争」に参加してみる
「かけ算の順序論争」をご存知でしょうか?
これは1972年のある報道をきっかけに始まり、今日まで50年以上にわたり議論が続けられている問題で、その概要は以下のとおりです。

ある小学校のテスト…
12月 中学の「活動」について
ー 本気で関わるということ ー
生野学園中学校では開校以来、木曜日に「活動」という名前の授業を行っています。これは一日、または半日かけて教科の枠にとらわれない様々な活動をするものです。内容は、ものづくり、料理、川遊び、山登り、ハイ…
1月 新学習要領を実施することの難しさ(その2)
先日、テレビのNHKスペシャルで「学校のみらい〜不登校30万人から考える」という番組が放送されていました。そこでは時代の変化とともに学校の果たすべき役割が変わってきており、そうした変化に対応しきれて…
2月 「学びの多様化学校」について
生野学園高等学校は文部科学大臣から「学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)」として指定されました。今月はこれを受け「学びの多様化学校」とは一体どんな学校なのかをお話します。

「学びの多様化学…
3月 地方の人口減少について
長年、生野駅と生野学園の間の路線バスを運営されていた会社がこの3月をもって朝来市から撤退することになりました。これまで多くの子どもたちがこのバスを利用して通学してきたことを考えると大変残念なことでは…
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