思うこと

益田久彰

高星会ニュースよりより

早いもので19期生も3年が過ぎるのだとあらためて思います。まだ自分自身もなかなか実感が沸きません。体験入学での不安な表情やどうにかしたいという気持ちが子どもたちから伝わってきたのが思い出されます。
 子どもたちはここに入るまでのそれぞれの生きてきた歴史を背負いながら、学園の3年間を自分の力でどうしよう、どうしたらいいかと、もがいていたなー。それを支えるのに親がいたりスタッフがいたりと。そしてその中で、本当の友達を作ろうと作ろうと一歩ずつ進んでいた。笑ったり泣いたり怒ったりすねたりいろんな顔を見せてくれた。
 僕自身がどんなかかわりが出来るのかという自問自答を繰り返してきました。親からもいろいろな話、子どもへの思いはもちろん夫婦間、その親の生い立ち、仕事の事などを聞く中で、そこには様々な物語がありました。それはどうなんですか?こうできないんですか?という問いから、そうだったんですか、そういうことですかー、などの気づきなど様々ありました。知らない間に少しずつ親子の中に距離ができ、それがズレになっているのだと・・・。関わっていくうちに、気付かされました。
 だけど、子どもたちは親って好きなんだよなーと、話を聞けば聞くうちにそう実感します。親に求めるものが大きいんだなーと。親に認められたいんだなーと。しかし、その親子間に入る大人が少なく、すぐ自分と親だけの関係で物事を判断してしまう状況は非常に狭いなーと。僕らみたいな親とは違う立場で関わること、こんないい加減な子どもっぽい大人がいるんだーとか、アホやなーとか、うざいなーとか、結構やるじゃんとか思えることは必要なんだと思います。そのことによって親に対し冷静になれたり、自分の過去に対し前向きなれたりと安心感につながれたらと思います。親自身も子どもに対し自分の生き方に前向きになれればと思います。そういう事が出来るように僕ら自身ももっと子どもたち親たちに向かっていかないとと思います。
 なかなか変われない僕自身がいることにも反省しながら…。
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